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谷田育生
対極のルール
世の中のすべてが対極で成り立っていて、人はさまざまな対極のなかで生活しています。例えば、上下、左右 、光と闇、失敗と成功、幸と不幸、善行と悪行……。本書で取り上げているものでは、チャンスとピンチ、知 識と経験、仕事と遊びなど。 著者は助けを請われたら、ビジネス、プライベートを問わず、いつでも、どんな相手でも、できる範囲で手を 差し伸べてきました。世のため人のためという考えではなく、“自分のまわりにめぐってきたもの"つまり縁を 大切にしたいという思いで行なってきたものが、結果として人を助けることで運を味方にし、運を引き寄せて きたことに気づきます。 社会全体が対極のはざまで揺れ動いていることに気がつかず失敗して後悔する。そうならないために大切なこ とは、対極を意識する視点を持ち、固定概念にとらわれず柔軟に行動することです。また、「悪いときを経験 しなければ、よいときもない」と肝に銘じて、対極の将来を常に予測しておけば、少々のことでは動じなくな ります。このような「対極のルール」を取り入れて経営哲学を導き出した著者の会社経営論。
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